町の洋食屋さん「キッチン鬼嶋」の看板娘。
…看板娘といっても愛想がよいわけではなく、淡々と料理を運んできてくれるだけ。

両親とも「それなりに有名なお店」（父親談）で働いていたらしく、店で出す料理の味には定評がある。
人気メニューは、デミグラスソースのかかった、とろとろオムライス。

だがこの親、困ったところがあり…おそろしく情にもろく、おそろしく他人にだまされやすい。
事業立ち上げの資金が足りないだの、病気の娘の手術費用が足りないだの、そんな話にいちいちころっとだまされる。
先週は、息子を名乗る電話に出て、そのまま急いで銀行に振り込みに行こうとしていた。
「父さん、息子いないですよね？」と聞くと、「でも事情を聞いたらとても大変そうだった」とのこと。
…色々と信じられない。

そんな親から彼女が学んだことは…「他人を見たら泥棒と思え」…この言葉に尽きる。
現在は、彼女が親の表情から敏感に察知して、危険を水際で食い止めている…そんな状況。
店の手伝いをしているのも、両親のことを常に監視していたいため。（特に接客はさせたくない）

…そんな苦労性の彼女。
日々の心労のため、ひねくれた物言いが多いが、根は素直で、真面目で、情に厚い。

…そしてやっぱり、だまされやすかったりする。

…そんな感じの子ですｗ
「素直じゃないけど、素直な子」の設定を考えていたら、随分と妄想が膨らみましたね…
全性格制覇まであといくつかしら。
では、お好きにご利用ください～